糖尿病は病院を受診して正しい治療をすすめていこう

看護師

食事療法と運動療法が基本

女性

バランスよくカロリー制限

糖尿病は大きく分けてふたつあり、原因が全く異なります。1型糖尿病は何らかの原因でインスリンが分泌されなくなってしまうもので、インスリン注射によってインスリンを補わなければ生きていけません。2型糖尿病はインスリンの分泌減少とインスリン抵抗性によって発症します。肥満している人が発症しやすいのは2型糖尿病です。この場合は食事療法と運動療法によって体重を減らすことから治療が始まります。現在生活習慣病として問題になっているのは2型糖尿病の方です。食事療法の基本は全体のカロリーを下げてバランスよく食べることです。糖尿病の状態に応じて一日の摂取カロリーは1,800kalとか1,600kalとかに決められます。そのカロリーの範囲内ですべての栄養素をバランスよく摂取するようにするのです。そのために、食品交換表を利用することも治療には大切なことです。

運動して体重を落とします

治療のもうひとつの柱である運動療法は体重を減らす効果があると同時に、インスリンを活性化させます。食事療法だけではインスリン抵抗性をおさえることはできず、減量の効果も出にくくなります。運動によって筋肉をつけることにより、エネルギー消費量をあげることもできます。身体を動かす習慣をつければ、合併症の予防にもつながります。ただし、これまで運動習慣がなく肥満気味の人がいきなり激しい運動をすると、膝や腰を痛めたり、心血管系に大きな負担がかかり思わぬ事故につながることもありますから、最初は軽い運動から始めます。誰にでも勧められるのは歩くことです。15分から20分程度少し汗ばむ程度の速さでのウォーキングから始めます。慣れてくれば、軽いジョギングをしたり、他の運動を取り入れたりしていくのもいいでしょう。これらの食事療法と運動療法をまずやってみて、それでも血糖値が高い状態が続くようであれば、次の治療としては薬物療法が取り入れられます。ただし、薬物療法が始まったとしても、基本は食事療法と運動療法にあります。この二つをおろそかにしていては糖尿病の治療は決してうまくいかないのです。